よもやま話
YOMOYAMABANASHI
愛犬のダイエットごはんはどう選ぶ?カロリー管理と栄養バランスの考え方
この記事の概要
愛犬のダイエットでは、ごはん量を減らすだけでなく、体型・筋肉量・活動量・おやつを含めた総カロリーを見直すことが大切です。主食を極端に減らすと、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど必要な栄養まで不足するおそれがあります。まずは適正カロリーを把握し、総合栄養食を基本に、体重と体型の変化を見ながら少しずつ調整しましょう。
愛犬の体重が少し増えてきたとき、こんな悩みはありませんか。
「最近、少し太ってきた気がする」
「ごはん量を減らしているのに、体重が落ちない」
「ダイエット用のごはんに変えた方がよいのだろうか」
「おやつを減らすべきか、主食を減らすべきか分からない」
「健康的に痩せるには、どうすればよいのか知りたい」
愛犬のダイエットで大切なのは、単にごはんの量を減らすことではありません。急に減らすとカロリーは落ちても必要な栄養素まで不足したり、空腹感が強くストレスになったりすることがあります。一方、体重増加の原因は主食の量だけとは限らず、おやつやトッピング、運動量の変化、避妊・去勢後の体質変化なども関係します。
この記事では、ダイエットごはんを選ぶときに確認したいポイント、カロリー管理、栄養バランス、おやつの考え方、Buddy FOODでできることをご紹介します。
目次
愛犬のダイエットは体重だけで判断しない
体重は大切な指標ですが、それだけで「太っている」「痩せている」とは判断できません。同じ5kgでも筋肉量が多い子と脂肪が多い子では体型が異なり、犬種や骨格によっても適正体重は変わります。ダイエットが必要かどうかは、体重に加えて体型、筋肉量、活動量、年齢、避妊・去勢の有無、健康状態も合わせて見ることが大切です。
肋骨に触れにくい、上から見て腰のくびれが分かりにくい、横から見てお腹の引き上がりが少ない、首や腰まわりに厚みを感じる、以前より動きたがらない――こうした変化があれば体型も見直しましょう(詳しいチェック方法は次章のBCSを参照)。
一方、急な体重増加、急に動きたがらなくなった、むくみのように見える、息切れしやすいといった変化は、体調不良が関係していることもあります。自己判断でダイエットを始める前に、動物病院で相談してください。
愛犬の体型チェック|BCSで太り気味か確認する
BCS(ボディコンディションスコア)は、体重だけでは分からない「脂肪のつき方」を見た目と触った感覚で評価する考え方です。理想的な体型は、肋骨にうっすら触れられ、上から見て腰にくびれがあり、横から見てお腹がゆるやかに引き上がっている状態です。逆に、肋骨に触れにくい、くびれや引き上がりが少ない、背中や腰まわりに脂肪の厚みを感じる、散歩で疲れやすいといった状態は、体重管理を見直すサインです。
ただし毛量が多い犬や筋肉量が落ちたシニア犬では見た目だけでの判断が難しいため、気になる場合は動物病院で体重・BCS・筋肉量を確認してもらうと安心です。ダイエットの目的は体重を減らすことではなく、必要な筋肉を維持しながら余分な脂肪だけを落とすことです。
愛犬が太る原因|ごはん量だけでなくおやつと活動量も見る
ごはん量を変えていないのに体重が増えた場合、次のような要因が考えられます。
- おやつやトッピングが増えた
- 家族それぞれが少しずつ食べものをあげている
- 散歩量や運動量が減った
- 避妊・去勢後やシニア期に入り太りやすく、活動量も減った
- フードを切り替えたが、カロリーを見直していない
特に見落とされやすいのがおやつやトッピングで、少量でも毎日続けば大きなカロリーになり、小型犬では「ほんの一口」が1日のカロリーの大きな割合を占めることもあります。フードを切り替えた場合も、同じ100gでもカロリーは製品により異なるため注意が必要です。食べる量はグラムではなくカロリーで把握することが大切です。まずは主食・おやつ・トッピングを合わせた1日の総カロリーを確認しましょう。
愛犬のダイエットごはんはカロリーだけで選ばない
ダイエットというと「低カロリー」のごはんを選びたくなりますが、カロリーだけで選ばないことが大切です。毎日の主食として使う場合は、水と適切に与えることでライフステージに必要な栄養を満たすよう設計された「総合栄養食」であることを確認しましょう。カロリーが低くても栄養バランスが整っていなければ、長く続けるごはんとしては注意が必要です。
ダイエット中でも、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルは欠かせません。筋肉量を維持しながら体重を管理するには、カロリーを減らすだけでは不十分です。選ぶときは次の点を確認しましょう。
- 主食として使える総合栄養食か
- 1日の摂取カロリーを管理しやすいか
- 必要な栄養バランスが考えられているか
- 無理なく食べ続けられるか
- おやつやトッピングを含めて管理しやすいか
- 体調や持病に合っているか
「低カロリーだから安心」ではなく、「必要な栄養を摂りながらカロリー管理しやすいか」で考えましょう。
主食を減らしすぎると栄養不足につながることがある
体重が増えると主食を大きく減らしたくなりますが、極端に減らすのはおすすめできません。総合栄養食は一定量を食べることで栄養バランスを満たす設計のため、大きく減らすとカロリーだけでなくたんぱく質、ビタミン、ミネラルも不足するおそれがあります。また急に減らすと空腹感が強くなり、食べものへの執着や拾い食い、要求行動が増えることもあります。
ダイエットを始めるときは、次の順番で見直すと安心です。
- おやつやトッピングの量を確認し、家族で共有する
- 1日の総カロリーを把握する
- 主食の量を少しずつ調整する
- 必要に応じてカロリーに配慮した総合栄養食を検討する
- 動物病院で理想体重や減量ペースを相談する
コラム|カロリー計算に使う体重について
1日の必要カロリーは、通常は現在の体重をもとに計算します。ただし、減量が必要な場合は、現在体重ではなく理想体重をもとに計算する考え方もあります(AAHAガイドラインなど)。どちらの考え方が合っているかは愛犬の状態によって異なるため、気になる場合は動物病院に相談すると安心です。
体重は急激にではなく、少しずつ整えていくことが大切です。
おやつやトッピングも1日のカロリーに含める
主食をきちんと量っていても、おやつやトッピングが多いと1日の総カロリーは増えてしまいます。しつけ用のおやつ、歯みがきガム、ジャーキー、ヨーグルト、ささみ、野菜や果物、家族が少しずつあげる食べもの――これらもすべて1日の摂取カロリーに含めて考えます。
おやつは愛犬との大切なコミュニケーションであり、ゼロにする必要はありません。目安として1日の総カロリーの10%以内に抑え、あげた日はその分主食を調整するなど、1日の合計で考えましょう。
コラム|「少しだけ」の積み重ねに注意
小型犬では、ほんの一口のおやつが1日の必要カロリーに対して大きな割合になることがあります。家族の誰かが少しずつあげている場合は思っている以上のカロリーになっていることもあるため、「誰が、何を、どれくらいあげているか」を家族で共有しておくと安心です。
ダイエット中のごはん量は少しずつ調整する
急激な変化は目指さないことが大切です。ごはん量を急に減らすと体調を崩したり空腹感が強くなったりし、短期間で大きく減らすことは健康面の負担にもなります。
まず現在の体重・体型・1日の摂取カロリーを確認し、次の流れで少しずつ調整していきましょう。
- 現在の体重と体型を確認する
- 1日の主食量とおやつ・トッピングを含めた総カロリーを確認する
- 活動量を確認する
- 主食量やおやつ量を少しずつ調整する
- 2〜4週間ごとに体重や体型を確認する
体重の変化は1日単位ではなく数週間単位で見ましょう。水分量や便の状態で日々変動することもあるため、短期間の変化だけで判断しすぎないことが大切です。また、体重が落ちても筋肉量まで落ちてはよいダイエットとは言えないため、BCSや筋肉量も合わせて確認しながら進めましょう。
低脂質・低カロリーのごはんを選ぶときの注意点
低脂質・低カロリーに配慮したごはんは選択肢になりますが、そう書かれていればどの愛犬にも合うわけではありません。脂質はエネルギー源として体に必要な栄養素でもあるため、体型、活動量、体調、持病の有無に合わせて考えることが大切です。カロリーを抑えたごはんでも、愛犬が満足して食べられるか、主食として栄養バランスが整っているかは確認が必要です。
選ぶときは次の点を確認しましょう。
- 総合栄養食か
- ライフステージに合っているか
- たんぱく質やビタミン、ミネラルも含めて設計されているか
- 体重管理しやすいカロリー設計か
- 無理なく食べ続けられるか
- 持病がある場合は獣医師に相談しているか
ダイエットは短期間我慢するものではなく、長く健康的に続けるための食事管理です。「カロリーを下げる」だけでなく「必要な栄養を摂りながら続けられるか」で選びましょう。
運動量を増やすときは無理をさせない
食事管理とあわせて無理のない運動も大切ですが、急に運動量を増やすのはおすすめできません。体重が増えている愛犬は関節や腰、心臓、呼吸器に負担がかかっていることがあり、急な長時間の散歩や激しい運動はかえって体の負担になります。
運動を見直すときは、次のような方法から始めると安心です。
- 散歩時間を少しずつ延ばす、または短い散歩を複数回に分ける
- 室内で軽い遊びを取り入れる
- 段差や急な坂道、暑い時間帯の散歩を避ける
- 愛犬の疲れ方を見ながら調整する
シニア犬、関節に不安がある愛犬、心臓や呼吸器に持病がある愛犬は、運動量を増やす前に動物病院で相談してください。ダイエットは食事だけでなく活動量や生活習慣も含めて考えることが大切です。
持病がある愛犬のダイエットは獣医師に相談する
膵炎の既往、高脂血症、糖尿病、心臓病、腎臓病、関節の不安、内分泌疾患、消化器症状が続いているなど持病がある愛犬は、自己判断でダイエットを始めない方がよい場合があります。病気によって脂質、たんぱく質、リン、ナトリウム、食物繊維、カロリーなど注意すべき栄養素が異なり、療法食が必要になることもあるためです。
体重管理が必要な場合も、減らすペースやごはんの選び方は獣医師と相談しながら決めると安心です。特に短期間での体重増加、食欲や元気の低下、飲水量の増加、嘔吐や下痢がある場合は、ダイエットより先に健康状態の確認が必要です。
Buddy FOODでダイエット中のごはんを考えるポイント
Buddy FOODでは、無料フード診断を通じて愛犬の体重、年齢、体型、活動量、アレルギー、気になる健康状態などをもとに、1日の適正カロリーとおすすめメニューをご提案しています。ダイエット中に使う場合は、まず無料フード診断で目安カロリーを確認し、体重や体型、便の状態、食欲を見ながら調整していきましょう。
Buddy FOODは維持期(成犬・シニア犬)向けの総合栄養食として、主食としての栄養バランスを大切にしながら愛犬の状態に合わせてごはん量を考えられるよう設計しています。またカロリーで管理しやすいよう、冷凍タイプは1パック200kcal、常温タイプは1パック100kcalに統一しており、「1日に何kcal食べているか」を把握しやすい設計です。
また、Buddy FOODのようなフレッシュフードは水分量が多く、ドライフードに比べて同じカロリーでも全体のカサが多くなります。そのため、量を減らしても物足りなさや空腹感を感じにくく、ダイエット中のごはんとしてもとても使いやすいごはんと言えます。
体重管理では、主食だけでなくおやつやトッピングを含めた1日の総カロリーを見ることが大切です。無料フード診断の結果をスタート地点として、愛犬の体重や体型の変化を見ながら調整していきましょう。低脂質のごはんを検討したい場合は、Healthcare+のH01低脂質チキン・ケア、H03低脂質豚ハツ・ケアも選択肢になります。膵炎や高脂血症など病気に応じた食事管理が必要な場合は、動物病院で相談しながら療法食を検討してください。
まとめ|愛犬のダイエットごはんはカロリーと栄養バランスの両方で選ぶ
愛犬のダイエットでは、ごはん量を減らすだけでなく、体型・筋肉量・活動量・おやつを含めた総カロリーを見直すことが大切です。体重増加の原因は主食だけとは限らず、おやつやトッピング、運動量の変化、避妊・去勢後の体質変化、シニア期の活動量低下など様々な要因が関係します。
毎日の主食として使う場合は総合栄養食であることを確認し、極端に減らして栄養不足にならないよう注意しましょう。ダイエットごはんは「低カロリーだからよい」のではなく「必要な栄養を摂りながら無理なくカロリー管理できるか」で選ぶことが大切です。
Buddy FOODの無料フード診断では、愛犬の1日の適正カロリーとおすすめメニューを確認できます。その子に合ったペースで、健康的な体重管理を進めていきましょう。
FAQ
Q1. 愛犬のダイエットでは、まずごはんを減らせばよいですか?
A. 急に主食を大きく減らすことはおすすめできません。必要な栄養素まで不足するおそれがあります。まずは、おやつやトッピングを含めた1日の総カロリーを確認し、主食の量は少しずつ調整しましょう。
Q2. 愛犬が太っているかどうかは、体重だけで分かりますか?
A. 体重は大切な目安ですが、体重だけでは判断しきれません。BCS、筋肉量、腰のくびれ、肋骨の触れ方なども確認しましょう。判断に迷う場合は、動物病院で相談すると安心です。
Q3. ダイエット中でもおやつをあげてよいですか?
A. おやつを完全になくす必要はありません。ただし、おやつやトッピングは1日の総カロリーの10%以内を目安にし、あげた分は主食量も含めて調整することが大切です。
Q4. 低脂質・低カロリーのごはんなら安心ですか?
A. 低脂質・低カロリーのごはんは体重管理の選択肢になりますが、それだけで判断するのはおすすめできません。総合栄養食か、ライフステージに合っているか、必要な栄養バランスが考えられているかを確認しましょう。
Q5. 持病がある愛犬のダイエットはどうすればよいですか?
A. 持病がある場合は、自己判断でダイエットを始めず、獣医師に相談してください。病気によって注意すべき栄養素や適したごはんが異なり、療法食が必要になることもあります。
Q6. Buddy FOODはダイエット中の愛犬にも使えますか?
A. はい、お使いいただけます。
Buddy FOODは維持期(成犬・シニア犬)向けの総合栄養食です。無料フード診断で1日の適正カロリーを確認し、体重や体型の変化を見ながら調整することで、体重管理中の主食としても選択肢になります。低脂質のごはんを検討したい場合は、Healthcare+の低脂質メニューが特にお薦めです。
愛犬のダイエットごはんで迷ったら
愛犬のダイエットごはんで迷ったときは、無料フード診断をご活用ください。
無料フード診断では、愛犬の体重、年齢、体型、活動量、アレルギー、気になる健康状態などをもとに、1日の適正カロリーやおすすめメニューを確認できます。
参考情報
AAHA|2021 AAHA Nutrition and Weight Management Guidelines for Dogs and Cats
AAHA|Weight Reduction in the Obese Pet
WSAVA|Global Nutrition Guidelines
最終更新日:2026年9月18日
愛犬のダイエットごはんはどう選ぶ?カロリー管理と栄養バランスの考え方
この記事の概要
愛犬のダイエットでは、ごはん量を減らすだけでなく、体型・筋肉量・活動量・おやつを含めた総カロリーを見直すことが大切です。主食を極端に減らすと、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど必要な栄養まで不足するおそれがあります。まずは適正カロリーを把握し、総合栄養食を基本に、体重と体型の変化を見ながら少しずつ調整しましょう。
愛犬の体重が少し増えてきたとき、こんな悩みはありませんか。
「最近、少し太ってきた気がする」
「ごはん量を減らしているのに、体重が落ちない」
「ダイエット用のごはんに変えた方がよいのだろうか」
「おやつを減らすべきか、主食を減らすべきか分からない」
「健康的に痩せるには、どうすればよいのか知りたい」
愛犬のダイエットで大切なのは、単にごはんの量を減らすことではありません。急に減らすとカロリーは落ちても必要な栄養素まで不足したり、空腹感が強くストレスになったりすることがあります。一方、体重増加の原因は主食の量だけとは限らず、おやつやトッピング、運動量の変化、避妊・去勢後の体質変化なども関係します。
この記事では、ダイエットごはんを選ぶときに確認したいポイント、カロリー管理、栄養バランス、おやつの考え方、Buddy FOODでできることをご紹介します。
目次
愛犬のダイエットは体重だけで判断しない
体重は大切な指標ですが、それだけで「太っている」「痩せている」とは判断できません。同じ5kgでも筋肉量が多い子と脂肪が多い子では体型が異なり、犬種や骨格によっても適正体重は変わります。ダイエットが必要かどうかは、体重に加えて体型、筋肉量、活動量、年齢、避妊・去勢の有無、健康状態も合わせて見ることが大切です。
肋骨に触れにくい、上から見て腰のくびれが分かりにくい、横から見てお腹の引き上がりが少ない、首や腰まわりに厚みを感じる、以前より動きたがらない――こうした変化があれば体型も見直しましょう(詳しいチェック方法は次章のBCSを参照)。
一方、急な体重増加、急に動きたがらなくなった、むくみのように見える、息切れしやすいといった変化は、体調不良が関係していることもあります。自己判断でダイエットを始める前に、動物病院で相談してください。
愛犬の体型チェック|BCSで太り気味か確認する
BCS(ボディコンディションスコア)は、体重だけでは分からない「脂肪のつき方」を見た目と触った感覚で評価する考え方です。理想的な体型は、肋骨にうっすら触れられ、上から見て腰にくびれがあり、横から見てお腹がゆるやかに引き上がっている状態です。逆に、肋骨に触れにくい、くびれや引き上がりが少ない、背中や腰まわりに脂肪の厚みを感じる、散歩で疲れやすいといった状態は、体重管理を見直すサインです。
ただし毛量が多い犬や筋肉量が落ちたシニア犬では見た目だけでの判断が難しいため、気になる場合は動物病院で体重・BCS・筋肉量を確認してもらうと安心です。ダイエットの目的は体重を減らすことではなく、必要な筋肉を維持しながら余分な脂肪だけを落とすことです。
愛犬が太る原因|ごはん量だけでなくおやつと活動量も見る
ごはん量を変えていないのに体重が増えた場合、次のような要因が考えられます。
- おやつやトッピングが増えた
- 家族それぞれが少しずつ食べものをあげている
- 散歩量や運動量が減った
- 避妊・去勢後やシニア期に入り太りやすく、活動量も減った
- フードを切り替えたが、カロリーを見直していない
特に見落とされやすいのがおやつやトッピングで、少量でも毎日続けば大きなカロリーになり、小型犬では「ほんの一口」が1日のカロリーの大きな割合を占めることもあります。フードを切り替えた場合も、同じ100gでもカロリーは製品により異なるため注意が必要です。食べる量はグラムではなくカロリーで把握することが大切です。まずは主食・おやつ・トッピングを合わせた1日の総カロリーを確認しましょう。
愛犬のダイエットごはんはカロリーだけで選ばない
ダイエットというと「低カロリー」のごはんを選びたくなりますが、カロリーだけで選ばないことが大切です。毎日の主食として使う場合は、水と適切に与えることでライフステージに必要な栄養を満たすよう設計された「総合栄養食」であることを確認しましょう。カロリーが低くても栄養バランスが整っていなければ、長く続けるごはんとしては注意が必要です。
ダイエット中でも、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルは欠かせません。筋肉量を維持しながら体重を管理するには、カロリーを減らすだけでは不十分です。選ぶときは次の点を確認しましょう。
- 主食として使える総合栄養食か
- 1日の摂取カロリーを管理しやすいか
- 必要な栄養バランスが考えられているか
- 無理なく食べ続けられるか
- おやつやトッピングを含めて管理しやすいか
- 体調や持病に合っているか
「低カロリーだから安心」ではなく、「必要な栄養を摂りながらカロリー管理しやすいか」で考えましょう。
主食を減らしすぎると栄養不足につながることがある
体重が増えると主食を大きく減らしたくなりますが、極端に減らすのはおすすめできません。総合栄養食は一定量を食べることで栄養バランスを満たす設計のため、大きく減らすとカロリーだけでなくたんぱく質、ビタミン、ミネラルも不足するおそれがあります。また急に減らすと空腹感が強くなり、食べものへの執着や拾い食い、要求行動が増えることもあります。
ダイエットを始めるときは、次の順番で見直すと安心です。
- おやつやトッピングの量を確認し、家族で共有する
- 1日の総カロリーを把握する
- 主食の量を少しずつ調整する
- 必要に応じてカロリーに配慮した総合栄養食を検討する
- 動物病院で理想体重や減量ペースを相談する
コラム|カロリー計算に使う体重について
1日の必要カロリーは、通常は現在の体重をもとに計算します。ただし、減量が必要な場合は、現在体重ではなく理想体重をもとに計算する考え方もあります(AAHAガイドラインなど)。どちらの考え方が合っているかは愛犬の状態によって異なるため、気になる場合は動物病院に相談すると安心です。
体重は急激にではなく、少しずつ整えていくことが大切です。
おやつやトッピングも1日のカロリーに含める
主食をきちんと量っていても、おやつやトッピングが多いと1日の総カロリーは増えてしまいます。しつけ用のおやつ、歯みがきガム、ジャーキー、ヨーグルト、ささみ、野菜や果物、家族が少しずつあげる食べもの――これらもすべて1日の摂取カロリーに含めて考えます。
おやつは愛犬との大切なコミュニケーションであり、ゼロにする必要はありません。目安として1日の総カロリーの10%以内に抑え、あげた日はその分主食を調整するなど、1日の合計で考えましょう。
コラム|「少しだけ」の積み重ねに注意
小型犬では、ほんの一口のおやつが1日の必要カロリーに対して大きな割合になることがあります。家族の誰かが少しずつあげている場合は思っている以上のカロリーになっていることもあるため、「誰が、何を、どれくらいあげているか」を家族で共有しておくと安心です。
ダイエット中のごはん量は少しずつ調整する
急激な変化は目指さないことが大切です。ごはん量を急に減らすと体調を崩したり空腹感が強くなったりし、短期間で大きく減らすことは健康面の負担にもなります。
まず現在の体重・体型・1日の摂取カロリーを確認し、次の流れで少しずつ調整していきましょう。
- 現在の体重と体型を確認する
- 1日の主食量とおやつ・トッピングを含めた総カロリーを確認する
- 活動量を確認する
- 主食量やおやつ量を少しずつ調整する
- 2〜4週間ごとに体重や体型を確認する
体重の変化は1日単位ではなく数週間単位で見ましょう。水分量や便の状態で日々変動することもあるため、短期間の変化だけで判断しすぎないことが大切です。また、体重が落ちても筋肉量まで落ちてはよいダイエットとは言えないため、BCSや筋肉量も合わせて確認しながら進めましょう。
低脂質・低カロリーのごはんを選ぶときの注意点
低脂質・低カロリーに配慮したごはんは選択肢になりますが、そう書かれていればどの愛犬にも合うわけではありません。脂質はエネルギー源として体に必要な栄養素でもあるため、体型、活動量、体調、持病の有無に合わせて考えることが大切です。カロリーを抑えたごはんでも、愛犬が満足して食べられるか、主食として栄養バランスが整っているかは確認が必要です。
選ぶときは次の点を確認しましょう。
- 総合栄養食か
- ライフステージに合っているか
- たんぱく質やビタミン、ミネラルも含めて設計されているか
- 体重管理しやすいカロリー設計か
- 無理なく食べ続けられるか
- 持病がある場合は獣医師に相談しているか
ダイエットは短期間我慢するものではなく、長く健康的に続けるための食事管理です。「カロリーを下げる」だけでなく「必要な栄養を摂りながら続けられるか」で選びましょう。
運動量を増やすときは無理をさせない
食事管理とあわせて無理のない運動も大切ですが、急に運動量を増やすのはおすすめできません。体重が増えている愛犬は関節や腰、心臓、呼吸器に負担がかかっていることがあり、急な長時間の散歩や激しい運動はかえって体の負担になります。
運動を見直すときは、次のような方法から始めると安心です。
- 散歩時間を少しずつ延ばす、または短い散歩を複数回に分ける
- 室内で軽い遊びを取り入れる
- 段差や急な坂道、暑い時間帯の散歩を避ける
- 愛犬の疲れ方を見ながら調整する
シニア犬、関節に不安がある愛犬、心臓や呼吸器に持病がある愛犬は、運動量を増やす前に動物病院で相談してください。ダイエットは食事だけでなく活動量や生活習慣も含めて考えることが大切です。
持病がある愛犬のダイエットは獣医師に相談する
膵炎の既往、高脂血症、糖尿病、心臓病、腎臓病、関節の不安、内分泌疾患、消化器症状が続いているなど持病がある愛犬は、自己判断でダイエットを始めない方がよい場合があります。病気によって脂質、たんぱく質、リン、ナトリウム、食物繊維、カロリーなど注意すべき栄養素が異なり、療法食が必要になることもあるためです。
体重管理が必要な場合も、減らすペースやごはんの選び方は獣医師と相談しながら決めると安心です。特に短期間での体重増加、食欲や元気の低下、飲水量の増加、嘔吐や下痢がある場合は、ダイエットより先に健康状態の確認が必要です。
Buddy FOODでダイエット中のごはんを考えるポイント
Buddy FOODでは、無料フード診断を通じて愛犬の体重、年齢、体型、活動量、アレルギー、気になる健康状態などをもとに、1日の適正カロリーとおすすめメニューをご提案しています。ダイエット中に使う場合は、まず無料フード診断で目安カロリーを確認し、体重や体型、便の状態、食欲を見ながら調整していきましょう。
Buddy FOODは維持期(成犬・シニア犬)向けの総合栄養食として、主食としての栄養バランスを大切にしながら愛犬の状態に合わせてごはん量を考えられるよう設計しています。またカロリーで管理しやすいよう、冷凍タイプは1パック200kcal、常温タイプは1パック100kcalに統一しており、「1日に何kcal食べているか」を把握しやすい設計です。
また、Buddy FOODのようなフレッシュフードは水分量が多く、ドライフードに比べて同じカロリーでも全体のカサが多くなります。そのため、量を減らしても物足りなさや空腹感を感じにくく、ダイエット中のごはんとしてもとても使いやすいごはんと言えます。
体重管理では、主食だけでなくおやつやトッピングを含めた1日の総カロリーを見ることが大切です。無料フード診断の結果をスタート地点として、愛犬の体重や体型の変化を見ながら調整していきましょう。低脂質のごはんを検討したい場合は、Healthcare+のH01低脂質チキン・ケア、H03低脂質豚ハツ・ケアも選択肢になります。膵炎や高脂血症など病気に応じた食事管理が必要な場合は、動物病院で相談しながら療法食を検討してください。
まとめ|愛犬のダイエットごはんはカロリーと栄養バランスの両方で選ぶ
愛犬のダイエットでは、ごはん量を減らすだけでなく、体型・筋肉量・活動量・おやつを含めた総カロリーを見直すことが大切です。体重増加の原因は主食だけとは限らず、おやつやトッピング、運動量の変化、避妊・去勢後の体質変化、シニア期の活動量低下など様々な要因が関係します。
毎日の主食として使う場合は総合栄養食であることを確認し、極端に減らして栄養不足にならないよう注意しましょう。ダイエットごはんは「低カロリーだからよい」のではなく「必要な栄養を摂りながら無理なくカロリー管理できるか」で選ぶことが大切です。
Buddy FOODの無料フード診断では、愛犬の1日の適正カロリーとおすすめメニューを確認できます。その子に合ったペースで、健康的な体重管理を進めていきましょう。
FAQ
Q1. 愛犬のダイエットでは、まずごはんを減らせばよいですか?
A. 急に主食を大きく減らすことはおすすめできません。必要な栄養素まで不足するおそれがあります。まずは、おやつやトッピングを含めた1日の総カロリーを確認し、主食の量は少しずつ調整しましょう。
Q2. 愛犬が太っているかどうかは、体重だけで分かりますか?
A. 体重は大切な目安ですが、体重だけでは判断しきれません。BCS、筋肉量、腰のくびれ、肋骨の触れ方なども確認しましょう。判断に迷う場合は、動物病院で相談すると安心です。
Q3. ダイエット中でもおやつをあげてよいですか?
A. おやつを完全になくす必要はありません。ただし、おやつやトッピングは1日の総カロリーの10%以内を目安にし、あげた分は主食量も含めて調整することが大切です。
Q4. 低脂質・低カロリーのごはんなら安心ですか?
A. 低脂質・低カロリーのごはんは体重管理の選択肢になりますが、それだけで判断するのはおすすめできません。総合栄養食か、ライフステージに合っているか、必要な栄養バランスが考えられているかを確認しましょう。
Q5. 持病がある愛犬のダイエットはどうすればよいですか?
A. 持病がある場合は、自己判断でダイエットを始めず、獣医師に相談してください。病気によって注意すべき栄養素や適したごはんが異なり、療法食が必要になることもあります。
Q6. Buddy FOODはダイエット中の愛犬にも使えますか?
A. はい、お使いいただけます。
Buddy FOODは維持期(成犬・シニア犬)向けの総合栄養食です。無料フード診断で1日の適正カロリーを確認し、体重や体型の変化を見ながら調整することで、体重管理中の主食としても選択肢になります。低脂質のごはんを検討したい場合は、Healthcare+の低脂質メニューが特にお薦めです。
愛犬のダイエットごはんで迷ったら
愛犬のダイエットごはんで迷ったときは、無料フード診断をご活用ください。
無料フード診断では、愛犬の体重、年齢、体型、活動量、アレルギー、気になる健康状態などをもとに、1日の適正カロリーやおすすめメニューを確認できます。
参考情報
AAHA|2021 AAHA Nutrition and Weight Management Guidelines for Dogs and Cats
AAHA|Weight Reduction in the Obese Pet
WSAVA|Global Nutrition Guidelines
最終更新日:2026年9月18日