ロングインタビュー

株式会社ナガサト様
インタビュー

Buddy FOODのサツマイモ、オクラ、カボチャ、シイタケを調達していただいている、株式会社ナガサトの永里社長にお話を伺いました。

Q 最初に、株式会社ナガサトについて教えてください。

A 50歳まで、鹿児島の仲卸市場でサラリーマンとして働いていました。仲卸市場はその特性上、農家さんから農作物を集めるという機能が強いのですが、販路開拓など、販売側の機能は弱く、沢山採れたときには農作物の価格を下げて仕入をし、採れないときには販売先への販売に責任を持たない、というのが一般的でした。これでは農家さん・販売先どちらにも迷惑をかけてしまうと感じ、しっかりとした調整機能を持つべきだ、と考え、当社を設立しました。同時に、生産者自身が販路・取引先を持つ時代の到来を強く感じていたため、自分でも農業を始めました。初めて見て如実に感じたのが、生育期間中は無収入となることや、販路を持たない生産者さんが多い、など、生産者さんの困りごとがとても強いという事。そこで、契約農家さんを束ねて、野菜を必要とする人達に繋いでいく、しっかりと調整機能を持った会社になろうと取り組んできて、ようやく安定的に仕入と販売をバランスさせることができるようになってきました。自分が農家をやっていた経験も活かし、生産者に対する生産支援・情報提供なども積極的に行い、時期やニーズに合った、”ちゃんと売れる”野菜を生産してもらうように努めています。

当社は、「思いの一貫性」を理念に事業を続けてきました。 大量仕入れ・大量販売という形態ではないため、心を込めて野菜作りに取り組める方にだけ、契約農家になってもらうようにしています。また、販売先も、「産地・作り手の顔が見たい」というスーパー、小売りのニーズに応えていくことにしています。こうすることで、生産者さんの思いと販売先の思いをつなげ、消費者に思いを届けていくことができると考えています。


永里社長


ナガサトでお取り扱いしている野菜

Q 契約農家さんはどんな基準で探していらっしゃいますか?

A 現在14件の契約農家さんからの野菜を取り扱っていますが、気持ちが綺麗な方、作業が丁寧な方とだけと契約させていただくことにしています。「思いの一貫性」の観点から、思いを込めて生産できる方と仕事をしたいからです。畑には、その方の野菜作りに対する姿勢がよく表れています。圃場を綺麗に整備できているか、出荷の形、作業の終わり方、色々なところに、丁寧な作業ぶりは表れています。当社は、新規就農のご支援をすることもありますが、毎日野菜に声をかけるように、世話をしていることを野菜にちゃんと聞かせてあげるように、と伝えています。そうすることで、毎日圃場の様子や野菜の様子を見に行くことになり、その積み重ねがいい野菜作りに繋がると信じているからです。ただ、こういった方は人が良すぎて、ビジネス的には損をしてきたところもありますので、そのあたりを当社がサポートしながら、思いのこもった生産を長く継続していただけるようにしたいと考えています。


契約農家さんマップ

Q 今後、実現していきたいことを教えてください。

A 生産者さんの収入を安定させて、後任が農業にどんどん魅力を感じてくれるようにしていきたい。その為にも、生産者さんとは相場でやり取りするのではなく、契約で決めた単価で走れるようにしています。また、生産量の全てを当社で仕入れるのではなく、生産者さん自身でも販売先を確保する努力を続けてもらい、それでも売れなかった量を当社が引き受けられるような、いわば保険の様な立ち位置でサポートして行ければいいな、と思っています。こういったことを実現するには、まずは売り側を当社がしっかりと確保したうえで、仕入量・契約量を決めるという流れを作らなければいけないと考えています。

特に野望とかはなく、自分はこの仕事しかできないとも思っています。ただ、自分と関わる人が笑顔になってくれて、あの人と付き合ってよかったな、と思ってもらえる仕事をしたい。夢は、生産者さんと思いの通ったコンシェルジュになることです(永里さんの名刺には、「営農コンシェルジュ」と記載されています)。


Q Buddy FOODを購入される方にメッセージをお願いします。

A 愛犬を思う飼主さんの気持ちは、とてもよく理解できます。自分もボーダーコリーと一緒に生活していて、食べるものにはとても気を使っています。生産者側の立場として、なるべくおいしい野菜を作って提供したいというのはもちろんですが、思いの一貫性を通じて、無味無臭かもしれないですが、安心・安全も一緒にお届けできたらいいな、と思っています。


永里社長と

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